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札幌発の日帰りバスツアーでは富良野の後旭川の旭山動物園に行きました。
旭山動物園は2006年7月と8月に月間入園者数が、東京の上野動物園を抜いて日本一になるというとんでもない記録を作った動物園です(年間では上野に次いで2位)。それもジャイアントパンダもコアラも無しにですよ。
その奇跡をもたらしたのは、入園者数の減少に悩んだ旭山動物園が打ち出した「行動展示」でした。それまで一般的だった動物の姿形を見せるのではなく、動物の行動や生活を見せるというものです。
この展示方法はその後多くの動物園で導入され今や珍しいものではなくなりました。この結果だけを見ると素晴らしい成功物語ですが、当時の動物園関係者は成功する確信も持てないまま日々悩まれたのだろうと思います。
限られた資源の制約の中で企業を立ち直らせるという似たような経験に携わったものとして感慨深い動物園でした。