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宿毛市には美しい海がありますが、これといった名所はありません。ネタ探しに悩んで行き着いたのが「宿毛」という地名の由来でした。
今の宿毛駅辺りの平地は昔は松田川河口に広がる湿原で、一面に葦が生い茂っていたようです。古代の人々は枯れた葦のことを「すくも」と呼んでいたらしく、これが地名の由来だと言われていることが分かりました。
この記事の中に、宿毛の町外れに国の史跡に指定されている「宿毛貝塚」があるという記述を見て、そこに行くことにしました。
土佐清水からのバスを宿毛駅の少し手前のバス停で降りて、川越しに宿毛の市街地を見たのがこれです。

古代にはあの辺りが一面の葦原だったのですね。

河口の橋を渡り反対側の山裾まで行くと宿毛貝塚がありました。

説明板がなければ気付かない近隣公園みたいな広場でした。

住居跡はまだ見つかっていないそうですが、低地から数m高くなっているこの辺りに住んで、河口の湿地に魚や貝を採りに行っていたのでしょうね。
貝塚から宿毛駅に向かう途中、駅の近くに津波避難タワーがありました。

最上階は地上14.5mあります。ここでの浸水深さ7mの表示がありましたから、貝塚辺りは微妙な高さです。貝塚周辺に住んでいた縄文人は、数千年前にも起きたであろう巨大南海地震では津波に巻き込まれたことがあったかも知れませんね。
津波避難タワーからの展望です。

見えている山裾に宿毛貝塚があります。その手前まで低湿地が広がっていたのでしょうね。
反対側(海側)です。

宿毛駅は元々の宿毛中心部と港がある片貝地区の中間に作られました。まだ発展半ばで周囲には広々とした田んぼも残っています。
列車まで時間があったので、避難タワーの日陰のベンチで心地よい風に当たりながら時間を過ごしました。