日本全国まちめぐり

日本のすべての市に行くのが目標です

千葉県匝瑳市:シティハント千葉太平洋岸編

(116/815)

匝瑳・・読めませんよね。「そうさ」と読みます。こんな漢字があることも知りませんでした。当然この市に何があるかも知りませんでした。

調べると植木栽培面積が日本一の植木・苗木の産地だそうです。中心駅である八日市場駅の近くにそれらしき物が無いかなとストリートビューを見ていると、駅前ロータリーにいかにも植木という木がありました。これにしよう。

駅を出ると目の前にありました。

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なかなか立派な槙の木です。周りを見渡すと駅前から伸びる通りの街路樹も同じような木です。

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庭木風に剪定された街路樹が立ち並ぶ通りというのも植木の町ならではの風景ですね。

でもこれだけではちょっと寂しいので、駅の海側を流れる大利根用水へ。

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大利根用水は利根川から取水し九十九里平野北部を灌漑する農業用水で、1950年に完成しました。日本の疎水百選にも選定されています。

疎水百選なんてほとんどの方はご存知ないでしょうね。私もそうでしたが、ある時故郷の市にある小野用水が疎水百選だと知り、それから興味を持つようになりました。これからも困った時の疎水百選で登場することがあるかも知れません。

 

 

千葉県大網白里市:シティハント千葉太平洋岸編

(115/815)

大網白里市。名前からも分かるように町村合併で出来た市です。こういう所は行き先に困ることが多い。ここもそうでした。

トリップアドバイザーを見てもウィキペディアを見てもこれといったブログネタになりそうな場所がありません。最後の手段、グーグルアースで主要駅である大網駅の周りを見ていて、引っ掛かったのが「旧駅前児童遊園」の文字でした。

調べてみると50年ほど前まで、大網駅は今の駅から600mほど離れた場所にあったようです。どんな痕跡が残っているのか行ってみることにしました。

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旧駅前児童遊園には旧大網駅跡の看板と腕木式信号機が立っていました。少し奥には歌碑のような物が。

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太平洋戦争の時にこの駅で出征兵士を見送ったことを詠んだ歌でした。今では遊具が少しあるだけの公園ですが、ここにはいろんな人の思い出が刻まれているのでしょうね。

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旧駅前には閉店した居酒屋がありました。閉店から50年経っているとは思えませんから、駅が移った後もここで頑張っておられたのでしょうね。

駅が移る前の外房線はここで折り返すように走っていました。その線路と路床の一部が残っています。
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その先の旧線路エリアは区画整理され、イオンのショッピングセンターなどが建つ商業地になっています。そこにも行って来ました。

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右から来ている線路は今の外房線です。旧大網駅だった頃の外房線は、今立っている所からイオンの敷地の右端辺りを通っていたと思われます。

今このショッピングセンターに買い物に来る人のほとんどは、旧大網駅の頃のことは知らないのでしょうね。多くの人にとって生まれる前の出来事ですからね。

 

 

 

千葉県茂原市:シティハント千葉太平洋岸編

(114/815)

茂原市には夕方着くようにスケジューリングしました。それは暗くなってから駅前のガス灯の写真を撮りたかったからです。

ガス灯は茂原市以外にもありますがここのは特別、何故なら茂原は日本有数の天然ガスの産地だからです。なかなか見られない自前のガスで灯るガス灯です。

暗くなる前に見に行ったのがガスタンク。

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地産地消をもじって「千産千消天然ガス」と書いてあります。ここで産出した天然ガスが供給されているのですね。

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もう1基のタンクには「天然ガスと七夕のまち」とあります。

茂原駅に戻って暗くなる前のガス灯の写真を。1枚目が南口、2枚目が東口です。

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後は暗くなって点灯するのを待つだけ。ところがなかなか点灯しません。もしやとネットを調べましたが点灯を止めたという情報もありません。

かなり暗くなってから東口の2灯だけが点灯しました。

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さらに待っていると、他が点灯するどころか点いていた2灯のうちの1灯も消えてしまいました。どういうこと??

誰かに聞こうかとも思いましたが、ガス灯のことなど誰も気に留めている様子はありません。気恥ずかしくて誰にも聞けず茂原駅を後にしました。

千葉県いすみ市:シティハント千葉太平洋岸編

(113/815)

いすみ市ではいすみ鉄道の写真を撮りに行くことにしました。いすみ鉄道はJR外房線の大原駅から房総半島の内陸部に向かう第三セクター鉄道です。

内陸部まで行くと幾つか撮影スポットがあるようですが、時間がないので大原駅近くで探しました。見つけたのは駅から徒歩10分くらいの小さな鉄橋でした。

まずは大原駅。

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右側がJR大原駅、左側がいすみ鉄橋大原駅です。

ここから鉄橋に向かう途中で大きな杉玉を見かけました。

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杉玉は日本酒の造り酒屋が、新酒が出来たことを知らせるために軒先などに吊るします。ここは決して大きくない酒蔵でしたが、杉玉の大きさは私がこれまで見た中で一番だったかも知れません。

これが目的地の鉄橋で撮った写真です。

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正直もうひとつです。行ったという証だけならこれでも良いのですが、折角だからもう少し良い写真を撮りたい。チャンスはもう一回だけ。今通った列車が大原駅で折り返して10分後に通りますが、その次は1時間以上後です。

時間がないので慌てて近くで場所を探し、撮ったのがこれです。

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これはだいぶ満足。さあ駅に戻って次の市へ。

 

千葉県鴨川市:シティハント千葉太平洋岸編

(112/815)

冬のこの時期の鴨川市には何があるのだろう?ネットで見た椰子の木が並ぶ海岸の写真でも撮って来るか・・という気分で出かけました。

駅からまっすぐ海岸へ。着いて堤防に上がると

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凄い波です。それもそのはず、この日は好天でしたが千葉県の太平洋岸には波浪警報が出ていました。

椰子の木が並ぶ写真はこれ。

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この写真の砂浜に男が二人。黒いウェットスーツを着てサーフボードを抱えています。こんな日にサーフィン?と海をよく見ると海の中にもいます。

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砂浜から少し離れた沖に並ぶ離岸堤防の切れ目から入って来る波を狙っているようです。しばらく見ていましたが、皆波に飲み込まれるばかりで乗れません。写真に撮れた唯一の成功例がこれです。

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お見事!

事故の無いように楽しんでください。

 

千葉県東金市:シティハント千葉太平洋岸編

(111/815)

東金は江戸時代初期に徳川家康や秀忠がこの地の八鶴湖に鷹狩りに訪れ、東金御成街道や東金御殿が整備され、この地域の拠点都市として栄えたようです。

東金駅からもさほど遠くないので、その八鶴湖に行くことにしました。

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意外と小さな湖です。江戸初期に東金御殿が造られた時に、元々あった池を広げて造られた人造湖のようです。今は市民の憩いの場となっています。

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周回道路の脇に東金御殿跡という看板はありましたが、当時を偲ばせる物は残っていませんでした。

御殿跡からは少し離れた湖の畔に、由緒ありそうな建物がありました。

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明治創業の老舗旅館で、建物の一部は国の登録有形文化財に登録されているようです。

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池の周囲には300本ほどの桜が植えられており、開花時期には東金桜まつりが開かれるそうです。でも行った2月末にはまだ固い蕾でした。

千葉県勝浦市:シティハント千葉太平洋岸編

(110/815)

千葉県のシティハント計画でいろんな市を調べている時、房総半島にある勝浦市の神社の石段に数え切れない雛人形が並んでいる写真を見つけました。これは凄い、この時期に合わせて千葉に行こうと決めました。

でも雨が降ったらあの人形はどうするのだろう?ブルーシートでもかけるのかな?・・調べると人形は毎日出し入れして雨の日は飾らないようです。

きっちりしたスケジュールにすると、もしその日に雨が降ったら見られないことに。そこで千葉市に4泊して、自由に日程を入れ替えられる計画にしました。

千葉滞在中の最も天気の良い日を選んで行きましたよ。これが遠見岬神社の雛飾りです。

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60段の石段に1800体の雛人形が飾られています。圧巻でした。

勝浦の街には他にも大規模な雛飾りが幾つかあります。これは遠見岬神社に行く途中の交差点にあった雛飾りです。

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遠見岬神社からさらに山側に行ったお寺の前にもありました。

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他にもあるようですが雛飾りはこれくらいにして、港の方に行ってみることにしましました。

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水揚げや競りは終わった後なのか、それとも波浪警報が出ていたので休漁なのか、漁港は静かに佇んでいました。