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荒尾市で訪ねたのは、この旅で「明治日本の産業革命遺産」2ヶ所目の三池炭鉱万田抗跡です。
荒尾駅から万田炭鉱館まで1時間に1本くらいバスがあるのですが、私は万田坑と石炭積出し港の三池港を結んでいた三池炭鉱専用鉄道線跡を歩くことにしました。専用鉄道線跡には荒尾駅からかなり歩いた住宅地から入りました。
レールは撤去されていますが歩けるように整備されています。でも他に歩いている人には出会いませんでした。
万田坑に行く途中に駅のホームの跡がありました。この妙見駅の周囲には病院や独身寮があったそうです。
さらに進むといよいよ万田坑跡です。まず見えてきたのは炭鉱の閉山まで使われていた機関車の展示。
次は地下で掘られた石炭を出すための竪坑櫓と巻揚機室。世界遺産に登録されている炭鉱の主要施設です。
ちょっと違う角度から桜を入れて。
ここで働いていた多くの人が明治以降の日本の発展の基盤を支えていたのですね。