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私にとって宇部と言えば炭鉱、中学の教科書の知識のままで止まっていました。もちろん今の宇部には炭鉱は有りませんか、できれば炭鉱に関連した場所に行きたいと思いました。
調べると・・ありました。石炭記念館というのが郊外の常盤公園の中に。最寄り駅から歩ける距離です。宇部駅で山陽本線からローカル線の宇部線に乗り換え、さらに乗り継いて最寄りの常盤駅へ。
常盤駅はホームだけの無人駅でした。駅から歩くこと15分、これが石炭記念館です。塔は炭鉱で使われていた竪坑櫓を移設したものです。
道路に面しているのですが、石垣やフェンスが続いていて入口がありません。公園のゲートまで大回りしました。
記念館の外には石炭で走った蒸気機関車D51が置かれています。
記念館に入ると、当時使われていた機械の展示があります。
地下には採掘現場の様子を再現したモデル坑道も。
最後に櫓のてっぺんの展望台から常盤公園の眺め。大きな公園です。
館内には30分くらいいましたが見学者は私だけでした。閉山から2年後の1969年に関係者や市民の寄付により建てられた施設のようですが、今や来る人は少ないんですね。
お一人だけいらっしゃった係の人に常盤駅への近道は無いか尋ねると、常盤駅には行ったことがないのでとの答えでした。