日本全国まちめぐり

日本のすべての市に行くのが目標です

千葉県山武市:シティハント千葉太平洋岸編

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千葉旅の最初の市は山武市です。山武は「さんむ」と読みます。降り立つ駅は成東、こちらは「なるとう」。どちらも一発では読めませんでした。ちなみに山武市は町村合併で出来た市で、山武という鉄道駅はありません。

町村合併で出来た市は行き先に困ることがよくあるのですが、山武市の目的地はトリップアドバイザーですんなりと決まりました。波切不動院です。

駅から最短コースで行くと山門の横に出ます。

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後ろの山の中腹に本堂があります。

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山門を抜けた所から見ると本堂は崖に築かれた石垣の上にあります。あそこまで上ると見晴らしが良さそうと期待して石段を登りました。

本堂からは成東の町が見渡せます。

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海からは10km近く離れているので、太平洋は見えませんでした。

帰りは山門の正面の道を通りました。こちらから見ると山門と崖の上の本堂が重なって見えました。

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駅に戻ってもまだ時間があったので少し駅前をぶらつくと石碑がありました。

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伊藤左千夫の歌碑です。文学青年ではなかった私は名前くらいしか知りませんでしたが、伊藤左千夫は成東の生まれだったのですね。

大阪府阪南市:シティハント大阪泉州編

(108/815)

阪南市は1991年に阪南町から市に昇格した大阪府で一番新しい市です。元となる阪南町はいくつもの村が合併して出来た町で、こうしてできた市にはこれと言ったスポットが無いことが多く、シティハント泣かせのパターンの一つです。

貝塚市泉佐野市、泉南市と海岸巡りが続いていたので、ついでにここでも箱作海水浴場に行ってみることにしました。これが箱作海水浴場です。

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府営公園として整備された広くてきれいな砂浜でした。

でもここだけではブログネタには物足りないかもと、事前に箱作海水浴場の周りをマップで見ていて、箱作自然海岸という文字を見つけていました。やはり物足りないのでそこにも行ってみることにしました。

これがその自然海岸です。

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そこにあった立て札によると、大阪府に残る唯一の自然海岸だそうです。

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何をもって自然海岸と言うのかは分かりませんが、確かにここには護岸がありません。

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そこを抜けて海岸沿いに、巾1mもない踏み分け道を進むと小さな漁港に出ました。

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ちょっと古そうな町並みを抜けて箱作駅に戻りました。

 

大阪府泉南市:シティハント大阪泉州編

(107/815)

関西空港の対岸には、泉佐野市から間に田尻町を挟んで泉南市まで、4kmほどの人工ビーチが続いています。

南の端の泉南市エリアにはSennan Long Parkと名付けられた公園やイオンのショッピングモールがあり、行ったのが休日だったので若者や家族連れで賑わっていました。

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公園の一角には巨大な都市型アスレチックが。

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海では2月というのにボードセーリングを楽しむ人も。

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ビーチのすぐそばには巨大なショッピングモールがあります。ここで昼食を食べましたがどの店も行列でした。

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この日はビーチもショッピングモールも高齢のおじいちゃんには場違いな感じでした。

大阪府泉佐野市:シティハント大阪泉州編

(106/815)

泉州の南エリアには海岸と平行して2本の鉄道が走っています。海岸沿いには南海本線、少し内陸部にはJR阪和線が、どちらも和歌山市大阪市を結んでいます。

実は50年近く前、新婚の私は泉佐野市の阪和線沿いに住んでいました。そこから30km離れた大阪市内の職場に通っていたのですが、3kmしか離れていない泉佐野市の海岸エリアにはほとんど行ったことがありませんでした。

私が泉佐野市を離れた後、沖合いに関西空港の建設が決まり、この辺りの海岸はまったく変わってしまいました。今の海岸はりんくうエリアと呼ばれ、ホテルやショッピングセンターが立ち並んでいます。

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海岸沿いには人工のビーチや公園があります。

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見えている高いビルはりんくうゲートタワービル。出来た当時は横浜ランドマークタワーに次いで日本で2番目、現在でも5番目に高いビルです。

ここから関西空港に向けて長い連絡橋が伸びています。

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連絡橋と空港に着陸しようとする飛行機。

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関西空港には南海本線JR阪和線の両方から空港連絡線が伸びています。連絡橋の線路は共用で、手前のりんくうタウン駅ではホームの片側にはJR、反対側には南海の電車が入ります。

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関西空港は陸地から4kmほど離れた海上埋立地に造られたため、どこの自治体に所属させるかが問題になりました。固定資産税がどこに入るですから自治体にとっては大問題ですよね。

結局対岸にある泉佐野市、田尻町泉南市が1/3ずつになりました。北から着陸する飛行機は泉佐野市でタッチダウンし、田尻町で減速し、泉南市で誘導路に入ります。

 

大阪府貝塚市:シティハント大阪泉州編

(105/815)

貝塚市岸和田市の南にあります。私と同世代の方ならニチボウ貝塚という社会人チーム名を覚えておられると思います。あの貝塚です。

東洋の魔女と呼ばれ、国際大会を含めて258連勝という記録を残した女子バレーボールチームです。金メダルを取った1964年東京オリンピックナショナルチームも多くがニチボウ貝塚の選手でした。

時代は代わり今はその工場もありません。そこで選んだ目的地は二色の浜でした。二色の浜は大阪府で最も都心に近い所に残る海水浴場です。でも行くのは初めてでした。

地図で見ると沖に突き出した埋立地に挟まれた小さな浜かなと思っていましたが、行ってみると意外と広々とした砂浜でした。

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両側の埋立地による圧迫感も無く、目の前には海と空が広がっていました。左側の埋立地の向こうには関西空港が見えます。

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水は見た感じでは綺麗です。

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海水浴場の水質検査結果ではBランクなので、海水浴は可だけどあまり綺麗な方ではないという評価です。

砂浜と松林を挟んで反対側には海の家らしき建物がありました。

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真冬の今は閉まっていましたが、脱衣所やシャワーもあるようですから、夏には営業が成り立つほどの海水浴客がいるんですね。

大阪府高石市:シティハント大阪泉州編

(104/815)

堺市和泉市泉大津市に囲まれた海岸部に高石市はあります。面積では大阪府で2番目に小さな市ですが、半分近くが沖合いに造られた埋立地ですから実質的には一番小さな市です。

40年近く住んでいる和泉市の隣の市なのに、実は電車や車で通過しただけで地面に足を着けたことがありませんでした。トリップアドバイザーで見てもこれと言った名所もないので、名前は良く知っているけど行ったことがなかった浜寺公園に行くことにしました。

浜寺公園1873年に開園した日本最古の公立公園で、堺市高石市にまたがっていて南半分が高石市にあります。戦後に臨海工業地帯の埋立地ができるまでは、海岸に松林が広がる海水浴場で、辺りは別荘地だったそうです。埋め立ての際にも松林を保存するため松林と埋立地の間に浜寺水道と呼ばれる水面が残されました。

浜寺公園高石市エリアの最寄駅は羽衣駅です。もちろん松林の羽衣伝説にちなんだ名前です。静岡県三保の松原が有名ですが羽衣伝説は日本各地に伝えられています。実は類似の伝説は世界各地にあるようです。

駅から徒歩10分、これがその松林です。

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なかなか立派な松林でしょう。日本の名松百選にも選ばれているそうです。

埋立地との間にある浜寺水道です。右が松林、対岸には工場と阪神高速道路湾岸線が通っています。

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幅は200m近くあり見た目では水は綺麗でした。

水辺を少し歩くと、日向ぼっこしているおじいさんの回りにカモメが集まっていました。エサを待っているのかな?

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対岸の工場の手前にあるのは大阪府立の競艇センターです。浜寺水道はボート競技の会場としても使われています。

あの埋立地がなかったらどんな風景が広がっていたんでしょうね。

 

大阪府泉大津市:シティハント大阪泉州編

(103/815)

泉大津という市名は和泉国国府の外港があったことに由来します。奈良時代には大津の地名が日本書紀にも登場するようです。ちなみに国府そのものは内陸側に隣接する和泉市にありました。

海岸は埋め立てられて工業地帯になっており当時の面影はありませんが、他に特に名所という場所もなく、近くに住みながら初めて泉大津港を見に行くことにしました。

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泉大津港は泉州地域では唯一遠距離フェリーが発着する港で、九州行きの大型フェリーが停泊していました。

港の奥にはプレジャーボートの停泊エリアとドッグランがある公園がありました。

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港の陸側には高層住宅団地が。大都市エリアではよくある風景です。

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泉大津駅への帰り道に少し脇道を歩いていると歴史のありそうな一角に出会いました。

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そこのお寺にあった石碑に眞鍋城趾とありました。えっ、こんなまっ平らなところに城?と調べてみると鎌倉時代にここに城があったようです。小さな歴史発見。