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ここもブログネタに困った市です。九十九里浜の北端の写真でも撮りに行こうかとも思ったのですが、そこに行く交通手段は日に数本のコミュニティバスだけ。半日仕事になってしまいます。
そこで目に止まったのが干潟駅。何故こんな所に干潟という地名が?調べると昔は内陸部に椿海と呼ばれる湖が広がっていて、江戸時代にこの椿海の水を抜くための川を掘削して干拓し、八万石と言われる広大な田畑が生まれたそうです。
干潟駅にあったボスターです。
江戸時代に八万石の領地があれば大名ですから相当なものです。でも駅前からはその田畑は見えません。緩い傾斜を下り家並みを抜けると、昔の椿海の端辺りかなという場所に出ました。
駅に近いこの辺りには住宅や学校が建って全体は見渡せませんが、干拓前の椿海は東西3里(12km)、南北1里半(6km)、山手線エリアがすっぽり入る面積があったそうです。
もう1ヶ所、椿海と関係がありそうな地名の場所に行きました。それが椿ノ海水神社。ここは匝瑳市の市域に少し入っていますが、椿海のほとりだったのかなという場所にあります。
でも縁起を書いた看板が見つからず、詳しいことは分かりませんでした。
調べても他にそれらしき川が見当たりませんから、これが椿海の干拓のときに掘られた川だと思われます。