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城陽市は京都市のベッドタウンです。シティハントの旅を始めてから、行き先に困る市には幾つかのパターンがあるのが分かって来ましたが、その一つがベッドタウンです。
城陽市も最初は困りました。トリップアドバイザーのお勧め観光スポットを見ても食指をそそられるようなスポットがありません。歴史好きとしては10位の正道官衙遺跡がちょっと引っ掛かるくらいかな。
さらにネットサーフィンをして辿り着いたのが京都やましろ観光の「城陽の史跡を巡るコース」でした。これを見ると古墳や廃寺というのがいくつもあります。へえ〜結構歴史のある地域なんだ。
でもこの日は3市回る予定だったので、フルコースを周ると歩き過ぎです。そこでこの中からピックアップして周ることにしました。
最初に行ったのが久津川車塚古墳です。
大きくて全体が1枚に入りません。墳丘長が180mもある南山城最大の前方後円墳です。奥が前方部、手前が後円部です。
天皇家に係る古墳は宮内庁管理になっていて自由に入れませんが、ここは地方の首長の墓とされ、フェンスで囲われていますが扉に鍵は無く自由に入れます。
墳丘への登り口には首長の想像図が置いてあって御愛嬌。
次には芝ヶ原古墳に行きました。こちらは小ぶりの方墳で住宅地の中にあって公園として整備されています。
ここには城陽市の古墳の分布が分かるオブジェが置いてありました。
次は正道官衙遺跡です。スマホでマップを見ながら住宅地の中を歩くと現れました。
何も知らなければやたらに柱が立っているただの公園です。ここは奈良時代の郡役所の跡で、柱は発掘調査で見つかった建物の柱穴の上に立っています。
門の跡の方角から見るとこんな感じです。
最後に久世廃寺跡に行きました。
側にある久世神社には説明板が立っていますが、廃寺の建物があった辺りはただ林が広がっているだけでした。