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備前市は岡山県瀬戸内海沿岸の一番東にあります。珍しく車で岡山に行く機会があったので、行きたいと思いながら電車では行きにくかった閑谷学校に寄ることにしました。
閑谷学校は江戸時代初期に岡山藩主池田光政によって開かれた、日本最古の庶民のための学校です。岡山藩はこの学校に学校領を持たせて藩財政から独立させ、もし藩主が転封や改易になっても学校を続けられるようにしました。かなり本気だったのですね。
国の特別史跡に指定され、中心施設である講堂は国宝となっています。
右奥の建物が講堂です。他の多くの建物も重要文化財に指定されています。
藩校としての歴史は明治維新で終わりましたが、この地での教育は形を変えながら昭和39年まで続きました。
行ったのは紅葉の頃でしたので、最後に紅葉越しの一枚を。