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中野市は志賀高原にスキーに行った時に通ったことがあるだけで、志賀高原の入り口の町という以上のイメージはありませんでした。いつも最初にチェックするトリップアドバイザーでも、行きたくなるようなスポットはありません。
次に Wikipedia を見ていて「中野県が県庁を移転して長野県に」という記述が目にとまりました。さらに見ていくと観光スポットリストに中野陣屋・県庁記念館とあります。駅からも遠くないので、よしここに行こうと決めました。
途中案内標識もほとんど無く、少し不安になりながら駅から歩いて15分くらいで着きました。
明治3年に中野県が出来た直後に、中野騒動と呼ばれる一揆が起こって県庁は焼き討ちされ、再建されることなく長野に移ったようです。今ある県庁記念館の建物は、昭和11年に中野町役場として建てられたものだそうです。
1階には資料展示室があります。
2階にはなぜか世界の馬っこ展が。常設展示のようですが、でも誰も来ないのか電気は消されていました。ちょっとだけ点けさせてもらってパチリ。
駅からの案内標識が無いのも分かるような記念館でした。でもこれもまたシティハントの旅の醍醐味です。
ちなみに前日楽しい時間を過ごさせてもらった松本のイタリアンバルのマスターも、明治維新直後に中野県があったという歴史はご存知ありませんでした。